≪ハードボイルド作品ではなく アウトローそのものを描いた作品は多いが
「荒ぶる血」 は文句無く名作で傑作です≫
「荒ぶる血」 は文句無く名作で傑作です≫
はじめの方を読んだときは 地方ギャングの用心棒・債権取立屋・場合によっては有無を言わさぬ殺し屋の顔を持つ 主人公の描写が多く描かれ通常の犯罪小説と思っていた。
しかし主人公「ジミー」が 叔父叔母と従兄弟と19歳まで過ごした叔父の牧場 故郷を捨てなければいけなかった事情 故郷を捨てる時叔母から知らされた父親の「拳銃」と新聞の切り抜き写真。
「荒ぶる血」は 静かな興奮と心地よい高揚感がじわじわと湧き上がってきて 最後まで続いていく物語が良い。
登場人物の生き方・魅力・重みが 読み終わっても伝わってくる印象 このような感覚をしばらくぶりに味わった作品でした。
こころの中に痛みを伴う愛情を感じ 3日間だけ過ごした彼女を助けに 殺し屋を雇っている悪徳牧場主のところに奪回にいったが 悲劇的な銃撃戦で失ってしまう。
そして再びボスの所に帰り いつもの暮らしに戻っていく こころの中に決して消えることの無い火種を残したまま。
バシッと切り取ったラストの終わり方が 読んだ人に余韻をたくさん効かせている 文句なしの秀作でした。

荒ぶる血 [著]ジェイムズ・カルロス・ブレイク ■内容紹介■
1913年、メキシコ革命の闘士と母の一夜の契りで生まれたジミーは、成長して今は米国にいる。暗黒街の非情な世界に生きるジミーと、国境の南から逃げてきた女との宿命の出会いや、追っ手から彼女を守る必死の闘いを描いたハードボイルド。
メキシコ革命の時の「エミリアーノ・サパタ」や「パンチョ・ビジャ」のことなどが重要な要素として 登場します。
著者の本邦初翻訳「無頼の掟」の紹介

「俺たちに明日はない」と「明日に向かって撃て」に続く 正真正銘のアウトローの世界 男の心を熱くする作品でした。
無頼の掟[著]ジェイムズ・カルロス・ブレイク ■内容紹介■
時代を超えて愛されてきたヒーロー像のひとつが「アウトロー」。禁酒法時代、息苦しい規範を踏み破って荒野をめざし、許しがたい悪には必殺の一弾を撃ちこむことをためらわない。そんな男たちの疾走を描く犯罪活劇が本書。
米南部の荒野を裂く強盗兄弟、それに加わる若き甥。彼らを復讐の鬼と化して追う冷血の刑事――敵が強大な活劇 決戦の場は廃鉱の町だ。サム・ペキンパーゆずりの苛烈とロマンティシズム冴える傑作だ。
ジェイムズ・カルロス・ブレイクは 今までにメキシコやテキサスなどを舞台に
7作品を発表しているようですが 次の翻訳作品が待たれます。












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