2006年10月30日

爆弾 父親たちの星条旗(硫黄島)

≪俺たちは英雄ではない 地獄絵図のような硫黄島で 真の英雄は戦死した
戦友だ そう語った彼たちの言いたかったことは何だったのか≫

第二次世界大戦・太平洋戦争最大の激戦地・硫黄島で 擂鉢山の頂上に星条旗を打ち立てた6人の兵士の 真実の物語でした。

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1945年 この報道写真新聞に掲載されると 全米は熱狂的に「英雄」として称えることになった。

しかし真実は 初めに星条旗を立てた兵士がいたが 硫黄島を訪問した海軍長官が掲げられた星条旗を欲しがり 部隊長は部隊旗の星条旗を渡すのを快く思わず 別の小隊に予備の星条旗を立てることを命令した。

そして6人の兵士が 太平洋戦争の流れをアメリカに更に有利に導いた
あの有名な「擂鉢山に翻る星条旗を立てる6人の兵士」の報道写真になったんですって。 それも遅れて到着した報道カメラマンが待ち構えていて撮影したものと言われています。

そのご星条旗を立てた6人の内3人は戦死し 残っていた3人の兵士 インディアンの兵士・伝令士・衛生兵は アメリカ政府の特別な目的で本国に「英雄」として呼び戻される。

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そこには この「英雄」達を利用して 長引く戦争と戦費調達のために国債の購入を国民に訴えるキャンペーンに 全米の都市に出かけるツアーが組まれていたんです。

不幸にして特別な勲功もなく 擂鉢山に星条旗を立てただけで 国の思惑のために働かなければならなかった兵士の運命を 「クリント・イーストウッド監督」は丁寧に描いています。

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戦争は 考えてみれば国内・国外に対する情報戦ですから このような戦意高揚のために利用することはあるのでしょうね。

主人公衛生兵の子息が「硫黄島」で一緒に戦った「戦友」へのインタビューから この「父親たちの星条旗」を執筆し 映画化されたということです。

3人の「英雄」と全米を廻ったスポークスマンは このように語っています。 あの「擂鉢山」の写真が全米を奮い立たせ 戦局を有利な方向に向かわせた。 そしてその反対が「ベトナム戦争」で南ベトナム軍の将軍が ベトコンの容疑者を拳銃で処刑した写真であったということが 強く印象に残りました。

「父親たちの星条旗」はアメリカ側から見た 「硫黄島」の真実で 12月9日・日米開戦の翌日に 日本側の視点に立った「硫黄島からの手紙」が 上映されます。 「クリント・イーストウッド監督」の真摯な撮影スタンスに打たれます。
ニックネーム ハマの萱さん at 19:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 観劇&映画
この記事へのコメント
心に響く映画でした。

戦争を扱っているけれど
戦争映画ではない、
もっと人間社会の何か、
人間ってなんだろな?
社会(政治?)の仕組みって・・・?
その中での個人って・・・?

一言では表せない・・・

菅さまの
*「クリント・イーストウッド監督」の
  真摯な撮影スタンスに打たれます。

同感です・・・・・
Posted by ねずみ at 2006年10月31日 03:37
追伸:

すみません。
戦争映画ではない、と
書きましたが、
やはり戦争映画でもあって・・・

硫黄島のことを読んだり、聞いたりは
していましたが、
映像を観て、息を呑みました・・・

日本兵の方々、アメリカ兵の方々、
冥福をお祈りします・・・

日本側からの視点の
「硫黄島からの手紙」も、
しっかり心に刻みたいと思います。
Posted by ねずみ at 2006年10月31日 06:48
コメントいただきありがとうございました。 この映画を見た後 もっと戦争のこと日本軍の物資補給のこと(ロジスティックス)を考えざるを得ませんでした。
アメリカ軍の圧倒的な物量の前に 捕虜をにもなる事も出来ずに玉砕した日本軍将兵のことを思うと 戦争の無い現在の平和を大事にしなければいけないと思っています。
昨今虐めが原因で多くの人が自ら命を絶っていますが けして命を粗末にしてはいけません。
日米双方にとって戦略的に重要であったのでしょうが 平和な時代に見ると「硫黄島」は何だったのでしょうか。
日米双方で35日間の戦闘で 17000名が戦死し それと同じくらいの戦傷者(東京ドーム一杯の人)のことを 静かに考えているところです。
「硫黄島からの手紙」の映像はもっと悲惨なものになることでしょう。
ねずみさんは若い女性の方だと想像していますが これからも平和を大切に 感受性豊かに日々を送ってください。
少し長い返信でした。 ありがとうございました。
Posted by 萱さん⇒ ねずみさんへ at 2006年10月31日 12:44
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